【「北海道の権利はロシアに」露議員、戦乱に乗じて主張 「暴論」の根拠は?】
ロシアがいよいよ北海道への領土的野心を剥き出しにしてきました。ロシアのネットメディア「レグナム」などでは、セルゲイ・ミロノフ下院副議長が以下のような発言をしたことが報じられています。
「日本は千島列島に関して常にロシアにクレームをつけているが、一部の専門家によれば、ロシアは北海道の完全な権利を有しているという」
「どの国でも隣国に対して領有権を主張でき、国益の観点からそうする正当な理由がある」
「日本の政治家は、第二次世界大戦の教訓を学んではいない。関東軍がたどった運命を思い知らせ、その記憶を新たに思い起こさせなければならない」
「現時点でモスクワではこの話題は提起されていないが、東京(日本政府)の対決路線がどこに向かい、ロシアがどう対応しなければならないかは不透明だ」
こうした一連の発言をしたミロノフ下院副議長は下院第3勢力の左派系野党「公正ロシア」の党首で、2001~2011年にはプーチン体制下で上院議長を務めたこともある、いわば体制内野党のトップとも言えるロシア政界の重要人物であるとのこと。
よってこの発言は当然、プーチン大統領の本心・野心を代弁していると考えるべき性質のもので、決して軽視すべき発言ではありません。またこの発言は、ロシアの対日侵攻に向けたロシア国内世論の地固めのために、敢えてこの時期に戦略的になされた可能性もあります。
ご存知の通り、ロシアでは「アイヌ民族」はロシアの先住民族という位置づけになっていますから、ロシアが「日本のネオナチに虐●されている我らが同胞アイヌ民族を救うため立ち上がろう!そもそも北海道はロシアの領土だ!」などとでっちあげを主張し、北海道侵攻に踏み切る可能性は大いにあります。
私が親露派の人達の意見に賛同できないのは、こうしたロシアの日本に対する恐ろしい腹黒い野望をひしひしと感じるからです。何故日本侵略を企むプーチン=ロシアが「闇と戦う光の戦士」として信仰の対象となるのか、私には全く理解できません。
親中韓派のドンである二階氏や河村建夫氏は、中韓が日本に対してどんなに無礼な言動を取ったとしても、「お互い隣国同士で引っ越しできないんだから、日本が相手に対して大人の対応をし、譲歩し、仲良くできるよう努力しなくちゃならん」みたいなことをよく主張しますが、私は親露派の人達もそれと同じような人種の人達だと思っています。