皆さん、ブログを見に来ていただき、ありがとうございます。日本も寒い日が続いていますが、NYハーレムでは、マイナス14度を記録したといいますから、桁が違いますね。
今日は、私がニューヨークへ行ったときお世話になった、ニューヨーク・ハーレム在住30年の音楽プロデューサーで、ハーレムでもっとも有名な日本人、トミー富田さんをご紹介したいと思います。
トミーさんは音楽プロデューサーとして活躍される傍ら、トミーズハウスという宿泊施設を営んでおられ、ハーレムのアポロシアターや穴場のジャズクラブ、おいしい家庭料理のお店、教会などへ案内してくださるツアーのコンダクターでもいらっしゃいます。
私は、トミーさんの案内で、ハーレムの「シルヴィアズ」という家庭料理のお店や、「ショウマンズ」という隠れ家的な渋いジャズクラブへ連れて行っていただいたことがありました。
「ショウマンズ」では、なんと、あのセヴィアン・グローバーが、お忍びで乱入してきて、目の前で超絶なタップダンスを披露してくださるという夢のような体験もしたのでした! あ~、なつかしい・・・。
トミーさんは、日本人で初めて「マーティン・ルーサー・キング・ジュニア賞」を受賞された日本人でもあります。
トミーさんが、ツアーガイドの傍ら、老人ホームのお年寄りを無償でジャズクラブへ招待したり、才能があっても恵まれない貧しいシンガーたちに職を与えたり、「麻薬中毒更生センター」へ収入の一部を寄付したりと、様々なボランティア活動をされてきたことが、評価されての受賞でした。
人種差別撤廃運動の指導者だったキング牧師は、こんな名言を残しています。
「闇で闇を追い出すことはできない。光だけが闇を追い出すことができる。同様に、憎しみで憎しみを追い出すことはできない。それができるのは、愛だけである」
そんなトミーさんが、ハーレムのメモリアル・バプティスト教会で、ハーレム唯一の日本人ゴスペル・クワイヤー「ハーレム・ジャパニーズ・ゴスペル・クワイヤー」を結成されたのは、1997年のことでした。
ハーレムには250もの教会があって、「みんな信心深く、規則正しい生活を送っている」とトミーさんから教えていただいたことがあります。
教会でのコンサート、老人ホームや病院への慰問、教会の日曜礼拝でのゲスト賛美など、ハーレムを拠点に、ブロンクス・ブルックリン・ニュージャージーなどで活動されている「ハーレム・ジャパニーズ・ゴスペル・クワイヤー」ですが、2010年には、全米最大級のゴスペル大会の一つ「マクドナルド・ゴスペル・フェスト2010」で、27年の大会史上初の日本人優勝に輝いたりもされています。
その「ハーレム・ジャパニーズ・ゴスペル・クワイヤー」が、今、ニューヨーク、セント・ニコラス・アヴェニューの「HSAシアター」でミュージカルに出演しています。
トミーハウスで音楽プロモーターをされている松尾公子さんも出演中です。彼女は、ダンスも上手で、ディレクター、コーディネーターとしても、「日本人初」の快挙を次々と成し遂げるパワフル・ビューティーな日本人女性です。
ミュージカルは、題名が「Soul Nativity 2016」といい、内容は、「クリスマスの本来の意味、イエス様の誕生のストーリーを、Hip Hop、ロック、ジャクソン5、ジェームス・ブラウンのテイストも取り入れ、エネルギッシュな若手アーティストを中心に織りなす現代劇」ということになっているようです。
12月23日までということなので、ニューヨークにいらっしゃる方は、まだ間に合います。よかったら劇場を訪ねてみてくださいね。
http://ameblo.jp/harlemusic/entry-12229057237.html
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