「オランダ」と「ユダヤ人」という視点から見えてくる歴史の真実

オランダ
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皆さん、ブログを見に来ていただき、ありがとうございます。今日は、“「オランダ」と「ユダヤ人」という視点から見えてくる歴史の真実”というテーマでお話したいと思います。

私の小説「サムライ モーツァルトとマイケル・ジャクソン」には、モーツァルトのパトロンとして有名な、スヴィーテン男爵というオランダ出身の官僚貴族が登場しますが、彼の家には、フェルメール(1632-1675)の名画「絵画芸術」が飾られていました。この絵は、スヴィーテン男爵の父親が、アムステルダムのユダヤ人の織物商組合を通して購入したものです。

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   フェルメール作「絵画芸術」

アムステルダムの織物商といえば、フェルメールと同じくオランダ出身の画家レンブラント(1606-1669)が描いた「織物商組合の幹部たち」という絵のことを思い出します。

レンブラント「織物商組合の幹部たち」
    レンブラント作「織物商組合の幹部たち」

フェルメールより26年早く生まれたレンブラントが、この「織物商組合の幹部たち」を描いたのは、1662年のことでした。織物商という職業から考えると、この絵に描かれている人物たちも、やはりユダヤ人であったであろうと想像できます。

さらに、私の小説にモーツァルトの弟子でツインソウルとして登場するバルバラ・プロイヤー嬢は、ウィーンで「赤いザリガニ館」という三階建ての豪邸に暮らしていましたが、その建物の所有者も、やはりユダヤ人の毛織物商人でした。

プロイヤー家は「赤いザリガニ館」の二階のフロア(12部屋)全てを借りて暮らしていて、モーツァルトは、このプロイヤー邸でコンサートを開いたりしています。

その「赤いザリガニ館」は、モーツァルトも所属していた二つのフリーメーソンのロッジ、「慈善」と「真の調和」の集会所にもなっていたのです。

このように、モーツァルトの生涯を丹念に研究していく中で、私は、「オランダ」、「ユダヤ人」というキーワードに出会うことが度々あり、いつしかそれを気に留めるようになりました。

ヨーロッパの歴史だけではなく、現在世界中で起きている様々な出来事を理解する上でも、これらのキーワードはもしかしたら重要な鍵になるかも知れない・・・。

そう直感した私は、数年前から、今JRPテレビジョンで共演させて頂いているベンジャミン・フルフォードさんの著書をはじめとする様々な資料を通して、世界を裏で操るユダヤ人、ユダヤ国際金融資本、そしてユダヤ思想の正体について研究を始めたのでした。


私の小説の中でモーツァルトが、

「暗闇の中でしか、見えない真実がある」

「表の世界だけが全て正しいとはかぎらない」

と語る場面がありますが、この言葉は、小説を書くにあたって、モーツァルトとマイケルの生涯を調べていく中でたどり着いた、私自身の強い確信を代弁したものでもあります。

いわゆる定説として世の中一般に流布している話を鵜呑みにして信じていたのでは、真実は見えてきません。むしろ、一般には見向きもされない、見て見ぬふりをされているような事柄に敢えて着目し、掘り起こすことで、初めて見えてくるものがあると強く思うのです。

モーツァルトとマイケルの生き様が、まさに「サムライ」そのもので、とても立派なものであったことも、そのようにして分かった部分もあります。

ここで、“オランダ」と「ユダヤ人」という視点から見えてくる歴史の真実”のひとつの具体例として、イングランド王室の歴史について、少しお話しいたします。

イングランドでは、1290年にエドワード1世が出した追放令によって、長年、ユダヤ人は追放されていました。国王の特別許可を得たユダヤ人や、キリスト教に改宗したユダヤ人しか、入国を許されていなかったのです。

ところが、17世紀の中頃、イングランド国王チャールズ1世が、貴族の権限を拡大させようとしていた議会と、対立し始めました。

イングランド王と議会の対立を察知したオランダのユダヤ人金融家イズラエルは、議会派のクロムウェル(政治家でありピューリタンでもあった人物)に、ある取引を持ち掛けます。

その取引とは、追放されていたユダヤ人をイングランドに再入国させてくれれば、議会に資金援助をする、というものでした。

クロムウェルがその取引をのんだことによって、清教徒革命が成功し、ユダヤ人はイングランドへ再入国を許され、チャールズ1世は公開処刑されて、イングランドは共和制となったのでした。

その後、クロムウェルが亡くなり、1660年には、チャールズ1世の息子、チャールズ2世が、国王に返り咲き、王政復古が果たされます。

その際にも、オランダのアムステルダムのユダヤ人富豪から、チャールズ2世は多額の資金援助を受けたのでした。

1660年といえば、まさに、あのレンブラントの「織物商組合の幹部たち」が描かれた頃です。

ユダヤ人資本家たちは、対立していた議会と国王、双方に資金援助して、イングランドの歴史を背後から操っていたということになります。

さらに、チャールズ2世の死後、弟のジェームズ2世が国王となりますが、カトリック教徒だったため、プロテスタントが主流のイングランドでは、受け入れられませんでした。

そこで、ジェームズ2世の娘メアリーの婿であるオランダのオレンジ公ウィリアムが、イングランドへやってきて、ジェームズ2世を追い払います。

そして、オレンジ公ウイリアムは、イングランド国王ウィリアム3世となり、同じくイングランド女王メアリー2世となった妻と共に、イングランドを統治することになりました。(名誉革命)

こうした一連の流れの中、イングランドは常に戦争に明け暮れ、イングランド王室は、ユダヤ人たちから借金を重ねることになるのでした。

このように、イングランドの歴史を語る上で、「オランダ」、そして「ユダヤ人」がいかに重要で欠かせないキーワードであるかが、おわかり頂けたかと思います。

他にも、私たちの国日本の皇室とオランダ王室の関係など、まだまだ語りたいことがたくさんあるのですが、長くなりますので、今日のところはこの辺で筆を置くことにします。


最後に、フェルメールの師匠カレル・ファブリティウスの弟バーレント・ファブリティウス(1624-1673)が素敵な絵を描いていますので、みなさんにご紹介したいと思います。

バーレント・ファブリティウス「マイケル」

この絵、だれかに似ていませんか?

そうです!マイケル・ジャクソンにそっくりですよね!

まるで作者が、未来にマイケルが出現することを予言していたかのようにも感じられます

言い知れぬ神秘を湛えた、私が大好きな絵の一枚です

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