モーツァルトの時代のヨーロッパのフリーメーソン

マイケル・ジャクソン
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皆さん、いつもブログを見に来ていただき、ありがとうございます。

今日は、モーツァルトが生きた18世紀のヨーロッパにおけるフリーメーソンについて、少しお話ししたいと思います。

フリーメーソンというと、なにかいかがわしい秘密結社とか、
陰謀論のようなものを思い浮かべる人も、少なくないのかもしれません。

ですが、数年かけて、色々と調べたところ、
当時のフリーメーソンを、最も端的に説明すると、
ギルド(商業組合)的な色合いが濃い、というところに落ち着きました。

つまり、なにか良い儲け話や事業はないかと思っている商人(資本家)たちが、実際に、それを行うために、
国の政治や経済を動かしている貴族や官僚など、
大ものエリートたちに声をかけ、コーヒー店や居酒屋のような場所に集い、
情報交換をするという、社交場のような意味合いが強かったのです。

もちろん、フリーメーソンは、自らの組織のことを、
「神(至高の存在)と人間の魂の不滅を信じ、
友愛と倫理と学問を重んじて、
その理念を儀式とシンボルで伝える団体」
と説明しているように、
純粋に、世のため人のために尽くし、
真理の探究をして、自身の魂レベルを上げていきたいと思っていた人たちも、
少なからずいたとは思います。

モーツァルトやマイケル・ジャクソンが、
まさに、その、ごくわずかな、
本当の意味でのメーソン・・・
私利私欲を超えた真理の探究者であり、賢者だったと思うのです。

イルミナティーという組織もそうですが、
もともとは、教会の横暴や、神を絶対視する考えに反発し、
人間中心主義、経済第一の合理主義などを主張し、
古い伝統や因習、迷信などを弾劾していました。

この合理主義的な考えは、
現代の世界に浸透している資本主義にもつながり、
世界を大きな一つの国家にしようという、
「ニュー・ワールド・オーダー(ワン・ワールド)」の構想も、
この頃から、確立されたものでした。

アメリカの独立戦争やフランス革命も、
この流れで生じました。

この段階まで調べて、私は、とても慎重になり、
色々な資料を、もっと詳しく、丁寧にたどっていこうと心がけました。
なぜかというと、モーツァルトやマイケルの立ち位置を、
正確に把握したかったからです。

モーツァルトやマイケルも、フリーメーソンに入っていたからには、
合理主義的な考えを持ち、それを生涯貫いたと言い切っていいのだろうか。
そういう疑念が、ふつふつと湧いてきたのです。

今の日本にたとえると、
安倍政権に賛成する立場を取ったのか、
それとも、反対する立場を取ったのか、
そもそも、合理主義を主張するエリートたちは、安倍政権に賛成していたのか、天皇と国民はどんな関係を築いたらよいのか、
などと考えていただけたら、
同じ組織に属していても意見は様々という状況を、
推測していただけるのではないかと思います。

三年くらい、あらゆる方向から調べ、
証拠にあたる資料も、それなりに見つけ出しました。

その結果、モーツァルトやマイケルは、
初めは、合理主義的な考えに賛同していたものの、次第に、エリートたちの抱える問題点にも気づき始めたということがわかりました。

神の存在を全く無視するというのは人間の傲慢だと悟り、
その上で、貧しい市民たちも浮かび上がるような社会を、
尊敬できる君主(皇帝)と共に築くことが大事だと思ったのでした。

皇帝と共に、一人一人が国を大事にする心を持ち、
真の自由と平等をめざして、新しい社会を築いていこうと、
まさに命がけで活動していたことがわかりました。

皇帝レオポルト二世は、言い伝えられているようにモーツァルトを嫌っていたということはありませんでした。

それどころか、モーツァルトや彼の音楽を好んでいた証拠が、色々と残っています。

皇帝レオポルト二世が、フリーメーソンの理念に基づいた、
(ただし、フリーメーソンとは全く別の組織の)
新しいスタイルの「愛国ロッジ」を創ろうとしていたという事実も知ったのです。

こういう話は、やはり、小説では語りきれなかったので、
ブログに綴っておきたいと思いました。

フリーメーソンでは、入会式で、三度戸をノックするため、
「3」という数字が強調されます。

モーツァルトのオペラ「魔笛」では、
序曲に、三度戸を叩く美しいリズムが出てきます。

当時、こうしたリズムを堂々と音楽で表現することは、
とても勇気のいることだったと思うのです。

マイケル・ジャクソンの「ヒール・ザ・ワールド」の歌詞は、
モーツァルトの同志でもあった、
ルソーの思想に共鳴したドイツの自然主義運動家で、
レーゲンスブルクのフリーメーソンだったツィーゲンハーゲンの詩を下敷きに、
歌詞が書かれています。

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