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今日12月5日は、モーツァルトの225回目の命日です。そして、世間ではあまり取り上げられていませんでしたが、今年2016年は、モーツァルトの生誕260周年の記念の年です。あとひと月で終わってしまう・・・と思っていた矢先に、世界文化社の家庭画報(2017年1月号)で、モーツァルト生誕260年を記念する素敵な特集記事が載っていたので、嬉しくなったところです。
誕生日といえばバースデー・ケーキ・・・ケーキといえば、岡山に「モーツァルト」という名の大人気のケーキ屋さんがあったことを思い出しました。
中学生の頃、母に連れられて「モーツァルト」へ行き、とてもおいしいチーズケーキを食べた思い出があります。ふわっとしていて、しっとりしていて、チーズというよりプリンみたいな味のする魅惑的なケーキでした。今でも忘れられない味です
そういえば、岡山の喫茶店で思い出しましたが、あれは確か高校生の頃・・・家の近所(岡山大学の近く)に、「プレイバッハ」というクラシック喫茶店があり、私にとっては、まさに秘密の隠れ家で、大好きな場所でした
マッキントッシュのアンプでタンノイのスピーカーを鳴らしているマニアックな喫茶店だった・・・なんていうことは、当時は知りもしませんでした。ただ、とにかく居心地が良くて、暇や理由を見つけては、転がり込んでいたのです。
ちなみに、タンノイは、クラシック音楽の伝統的な音色を鳴らすのに最適といわれていて、方や、マッキントッシュは、典型的なアメリカ的音色といわれています。その水と油のような二つを組み合わせることで、なぜか不思議に絶妙な音色となるらしいのです。
通が好んで響かせていた、めったに聴けない伝説の音色、それが「マッキン&タンノイ」なのです。
きっと、その音色にノックアウトされていたのでしょうね。お店の雰囲気も、白や黒やシルバーを基調にした落ち着いた色調でまとまっていて、流れてくるバッハの曲が、とって心地よく、身体の奥深いところまで心身が癒されるという感じでした。
あるときなど、家族が家で引っ越しの荷造りをしていたのに、私はこっそり家を抜け出して、「プレイバッハ」へ潜り込み本を読んで過ごしていたことがありました。帰宅してから、母に大目玉を食らったことは言うまでもありません
とても懐かしい「プレイバッハ」ですが、今でもまだあるのかしら・・・。そんなことを思いながら、モーツァルトの命日に手を合わせている私です。
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