横田早紀江さんとの語らい & JRPテレビジョン(20)

JRPテレビジョン
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皆さん、ブログを見に来ていただき、ありがとうございます。一昨日、5/18(木)はJRPテレビジョンの収録がありましたが、その前に、拉致被害者、横田めぐみさんのお母さま、早紀江さんとお会いし、i一対一でお話を聞いてきました。

4月23日に開かれた「拉致被害者の奪還を今年中に求める国民大会」で、偶然知り合った女性が横田早紀江さんの友人で、今回、お話を聞く機会を設けてくださいました。ありがたいことに早紀江さんから、お忙しい中、長い時間を割いて、じっくりとお話を聞くことができました。

そして、驚いたことに、早紀江さんの言葉は、私の想像を遥かに超える哲学的なものだったのです。特に印象に残った言葉は、「人間とはこういうものだったんだなと悟った」というもので、私は頭の中で、何度もその言葉を反芻してしまったほどでした。

実は、一昨日お会いした場所は、都内のとある教会だったのですが・・・ちなみに、早紀江さんはクリスチャンで洗礼を受けていらっしゃいますが、私はクリスチャンではありません・・・めぐみさんがいなくなってからというもの、絶望し、泣き叫び、死にたいという辛い思いを抱えたまま7年もの歳月が流れたある日、キリスト教と出会い心が救われた、と早紀江さんはおっしゃっていました。

これまでに1300回以上講演をされたそうですが、署名の用紙を手で無下に払い除けられたり、「もう死んでいるに違いない」と心ない言葉をかけられたり、厄介者扱いされて「そんなことを訴えていたら命を狙われるぞ」と脅されたり、「天皇家の血筋だから選ばれたんだ」と事実無根の噂を広められたり、「先祖におかしい人がいたからお祓いをしないといけない」と宗教団体などから勧誘されたりと、様々な苦しみがあったそうです。

しかも、めぐみさんがいなくなってから20年もの間は、北朝鮮による「拉致」という国家的テロ犯罪の事実さえ明らかにされていなかったので、見えない敵との戦いに、どんどん心が沈んでいったといいます。

拉致という国家テロが疑いようのない事実として明らかになった後(5人の方が日本へ帰って来られた後)も、政府や国会議員、官僚の方たちのほとんどは、本気で問題を解決しようとは動いてくれなかったそうです。

「自分の社会的立場や地位が大事だから・・・そういうものにしか人生の価値を見出せない人があまりにも多いから、みんな、自分が、自分が、って自分のことしか考えないから、辛い思いをしている他人のことになんて目を向けないんだと思います」と話されていた早紀江さんのやるせない表情が、私の心に残りました。

「でも、その反面、思いやりのある人たちとの出会いもあって・・・日本人の誇りや尊厳というもの・・・あたたかい心こそが人生で最も大事だとわかっている人たちもいて・・・今はそういう人たちも増えてきているから嬉しく思うし、そういう人たちとの出会いや、神との出会いに感謝しているんです」ともおっしゃっていました。

「自分のこの運命も、何かの使命だったのかもしれない・・・自分の汚さや弱さにも気づいたし・・・めぐみちゃんのことは悲しいけれど・・・絶対に最後まで取り戻すことをあきらめないけれど・・・もし最後まで会えなかったとしても、それも神の御心だと思って覚悟はできているんですよ」という言葉を聞いたときは、胸が締め付けられるような思いになると同時に、なんて高貴な方なのだろうと思いました。

そして、一人の人間の心をこの極限の境地に至らせた北朝鮮という人権蹂躙国家と、金正日、金正恩という独裁者たちに対して、改めて強い憤りを覚えました。

金正恩に対する早紀江さんの今の心境をお聞きすると、「あの人の心を入れ替えさせてくださいと、いつも神様に祈っているんですけれど・・・」と言葉を濁されました。

拉致問題の解決は本気度が不可欠だ、というのが早紀江さんのお考えで、自分が死ぬことは全く恐れていない・・・そんな脅しには絶対に屈しない・・・と言われていたことも、とても印象的でした。

この考えは、私の考えとも同じです。

死ぬほどの本気がないと政治なんて動かせないと私も思っています。世界平和や自由や平等、人類愛、日朝友好等を語る左翼の人たちの言葉が軽いと感じるのは、彼らに死ぬほどの覚悟を感じないからです。私が、グローバリストや共産主義者を偽善者だと感じるのも、そうした理由によるのです。

日本国政府と日本国民が一致団結して、同胞の命を救うために真剣に取り組むことが大事だと思います。

今回、このような貴重なお話を聞かせてくださった横田早紀江さんには、心から感謝申し上げます。私は早紀江さんのお話を聞いて、改めてこの北朝鮮による残酷な拉致問題を一日も早く解決しなければならないと強く思いました。拉致問題の全面解決に向け、私も命尽きるまで、この問題の啓蒙活動に努めていきたいと思っています。

・・・ということで、今回もJRPテレビジョンの動画を張り付けておきますので、お時間のある時に見ていただけたら幸いです。なお、5/18の動画から、正式に私がコメンテーターとして出演することになりましたので、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


「慰安婦問題と在日問題がリンクしているという新説」
(2017/5/18)


「フランス大統領選挙 エマニュエル・マクロン勝利の舞台裏」
(2017/5/11)
 

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